「色んな塾へ通わせたけど、成績が上がらなくて…」
そう嘆く保護者に、あなたの塾では何と答えていますか?
「うちの塾なら大丈夫です」と、簡単に引き受けていませんか?
■自分の塾にできること、できないこと
少子化が進んでいるからこそ、一人でも多くの生徒が欲しい…。だからと言って、不得意な分野の生徒を取り込んでいても良いのでしょうか?
まずは、自分の塾の得意、不得意を考察しましょう。例えば、経験豊富なベテラン講師の多い塾では、「楽しくワイワイ学びましょう」という打ち出し方はズレています。このような塾の場合、取り込むべきは「楽しく学びたい」層ではなく「真面目に勉強をしたい」層の学生なのです。
■では、チラシで何を訴求すべきなのか?
不得意である分野を、見栄を張ってアピールするのではなく、得意な分野にこそ注力し、訴求します。つまり、こちらから学生を選ぶのです。
ベテラン勢の多い、指導力に優れる塾は、定期テストの得点一覧を並べることだけでも、大きなインパクトになります。「誰でもいいから来てください」ではなく、ハッキリと自塾の得意とする“狭い範囲”を明示することで、本当に来て欲しい保護者と学生に響いてくれます。
保護者は、目に見える効果が期待できなければ、財布のヒモを緩めません。しかし、子どものためになると分かれば、高い費用を払ってでも塾に通わせようとします。
「できること」「できないこと」、どちらも訴求するのではなく、できることだけをキチンと明記しましょう。そうすることで、本当の意味で期待に応えられる「結果を残す塾」として選ばれるようになります。