クライアントに営業をするとき、無意識のうちに「どうか当社を使ってください」とお願い姿勢になっていませんか?何も“横柄な態度をとるべき”と言っているわけではなく、お願い営業を辞めることで、問い合わせ数を気持ちよく増やすことが、できるかもしれません。
■いいことなしの「お願い営業」
取引先にお願いをした時点で、取引先が「上」、自分の会社が「下」という上下関係が生まれてしまいます。つまり、下に見られているのです。これは取引先が悪いのではなく、あなたがお願い営業をしたことで、築いてしまった関係性です。
このことは、後々どう影響してくるのか?
「少しだけ話を聞いてください」とお願いをすると「話を聞いてやった」という感情が生まれます。そのため、あなたの会社の商品やサービスが、どんなに優れていても、「買ってやった」という相手側の気持ちが生まれてしまいます。感謝されるべきところで、なぜか恩着せがましく思われてしまうのです。
■「お願いされる営業」の仕方とは
お願い営業を卒業するための方法の一つとして、情報発信があります。会社のブログなどを使って、お客様が欲しい情報を発信していきます。
その道のプロであるあなたの会社が発信する情報を読み、「もう少し詳しく話が聞きたいのですが…」という問い合わせが、来るようになります。もちろん即効性が期待できるものではありませんが、じわじわとした結果が望める方法です。
御社の営業スタッフが気持ちよく仕事をするためにも、これを機会に、お願い営業を卒業しませんか?