「タグ付け」する習慣が商品を進化させる

SNSの投稿に、たくさんのタグを付けることが流行っています。

より多くのタグを付けることで、実はビジネス面でも、大きなメリットが出てきます。

■ヒットする確率がUPする

例えば、あるカバンについて、SNSに投稿をするとします。

  • 一方では、「可愛いカバンをGET」と投稿。
  • もう一方では、流行りのハッシュタグを駆使して、

「#オーダーメイド」「#ボヘミアン」「#麻ヒモバッグ」「#激安」「#3980円」などの

タグ付けをして投稿。

どちらが、より人目に付きやすいのか?

もうお分かりですよね。

ブログなどに、たくさんのタグ付けをすることで、それぞれのテーマに関心のある人が検索をした時に、記事を読みに来てくれる確率が飛躍的に上がります。

■嫌いな要素にこそ注目する

一つの物事を、さまざまな切り口から見ること、つまり頭の中でタグ付けをする習慣を付けておくことで、自社商品やサービスを人目に触れやすくすることができるのです。

しかし、いきなり「できるだけタグ付けをしてみて!」と言われても難しいもの。そこで、まずオススメしたいのが、あえて「嫌い」「苦手」と思うものにタグ付けしてみるのです。

それでは、練習として「運動」を例に見てみます。

“なぜ、運動が嫌いなのか?”をできるだけ、多くあげてみましょう。

  • 「辛い」「しんどい」
  • 「汗でベタベタになる」「ニオイが気になる」
  • 「毎日残業で、時間がない」
  • 「学生時代に、手の振り方が女走りだとバカにされた」

など、色々出てきます。

次に“どうすれば好きになれるのか?”を考えてみます。

  • でも、しんどいからこそ、運動後のビールは格別だよね…
  • ジムで運動すれば、帰りにシャワーが浴びられる!
  • 週1と決めて、ゴロゴロしていた土曜日に行こうかな…
  • 日が暮れてから、人目に付かない時間帯と場所で走ればいいかも?

など、解決策が見えてきます。

このように「嫌なもの」について深く考えることで、より高度なトレーニングができます。そして、捉え方によっては、好きになる可能性も浮き彫りになるため、商品やサービスの改善点にも気付けます。

まずは自分の中で、一つの物事に対する“見方”を、充実させていきましょう。続けていくと、すんなりとタグ付けができるようになり、商品やサービスの違う魅力を発掘できるチャンスも生まれてきます。