初めに心得ておかなければいけないのが、自分たちが思っているほど「お客様は自分たちの会社や商品のことを知らない」ということ。
購入してもらう以前に、知ってもらう必要があるのです。
そこで今回は、正しいメディアの活用術をご紹介します。
■トリプルメディアとは?
みなさんトリプルメディアという言葉をご存知ですか?
- ペイドメディア…広告(テレビCM、新聞・雑誌広告、ネット広告など)
- オウンドメディア…自社メディア(ホームページやメルマガ、ショールームなど)
- アーンドメディア…評価を得るメディア(口コミサイトやSNSなど)
それぞれにメリット・デメリットがありますが、重要なのは「認知→購入→再購入」の好循環サイクルを生み出すために、各メディアを上手に活用することです。
- ▼まずはペイドメディアで認知度を上げ、オウンドメディアに誘い込む
- ▼オウンドメディアで、商品理解→購入まで販促を行う
- ▼購入客には、アーンドメディア(DMなど)で再購入を促す
つまり、三段階のプロセスを仕組み化させてしまうのです。
■購入に至らなかった見込み様の囲い込みにもなる
先程の「2▼オウンドメディアで、商品理解→購入まで販促を行う」
この段階が特に重要です。
自社ホームページや店舗に足を運んでくれたなるべく多くの人に、ニュースレターやDMを出しましょう。たとえ、初回に購入に至らなかった方へもアピールができるため、次回購入のチャンスを高めることができるのです。
そのため、ペイドメディアで知っていただいた後、いかにしてHPや実店舗へ誘い込めるかも重要になってきます。テレビCMで「続きはWEBで」というパターンが一般化したことからもわかるように、時間・スペース的に、商品特性を説明し尽くすことは至難の業…。
では、どうすればいいのか?
利用者にアーンドメディアに、高いカスタマーレビューを書いてもらうことです。
それが評判として広がっていくことで、別経路で認知度が上がって行きます。新しい商品やサービスの利用を検討している層は、事前情報を欲しがる傾向にあります。そのため、これらメディア特性をうまく活用するだけでなく、商品やサービスの品質を高めておくことも、欠かせない成功の条件となってきます。