なぜか売れない商品、御社にもありませんか?
商品を売る上で、大切にしなければいけないのが“消費者目線”です。
それを読み解くために役立つのが「モテない人」の観察になります。
■「売れない商品」と「モテない男」
とあるお店に足を踏み入れた時
「あぁ、この商品は、絶対に売れていない」と思ったことありませんか?
店舗の奥の方に置かれ、棚はもちろん一番下。ホコリがかぶり、どこか陳列も雑に見える…
絶対に売れませんよね。
では、とある婚活パーティーに足を踏み入れた時
「俺さ~」「俺さ~」「俺様さ~」と自分の話をひたすら続ける俺オレ男。
そういう人に限って
――どこで買ったのかわからない服、
――誰を目指したのか分からない髪型、
――挙句には、自分の話ばかり…。
はい、絶対にモテませんよね。
■なぜ売れないモノと、モテない男は似ているのか?
売り手の立場に立つと、どうしても「売りたい」「売らなければ」という思いが先行します。そうなると、売り手の中に生まれてくるのが、「この商品の良さを、どうにかして伝えなければ」という強い気持ち。
ここで思い出して欲しいのが、モテない男の話。
「俺さ~」
「俺さ~」
「俺様さ~」
女性の本心を言えば、「とにかく黙って欲しい」これに尽きます。
が!モテない男にも考えがあって、ひとりで喋り続けているのです。
恋に落ちたのは、目の前に座っている物静かな女の子。
何とかして盛り上げないと…
俺にできること…できること…
俺が好きな車の話だ!そうだ!
時間も限られているから、とにかく物知りなところをアピールしないと!
「それでさ~」
「すごいでしょ~」
「でね、これはね~」
男性の「俺を知ってくれ」というものすごい“圧”と
女性の白けた“眼差し”が、なぜかハッキリと見えますよね。
「売れない商品」を必死に売り込んでいる状況も、まさしく“これ”なのです。
■「どうして?」では、何も見えてこない
モテない男の側からすれば、こんなに頑張って話しているのに、「どうして興味を持ってくれないんだ」「どうして楽しそうにしてくれないんだ」という「どうして」という疑問で頭がいっぱいです。
モテない男(売れない商品)に足りないのは、相手の声に耳を傾けること。
ただそれだけなのです。
意中の彼女から「映画が好き」「ペットを飼ってる」など、何かを聞き出せていれば、状況は変わっていたのかもしれません。自分のことを知って欲しい…ではなく、まずは相手を知ろう!という気持ちが必要になります。
「売れるもの」は「売りたいもの」ではなく「買いたいもの」です。モテたい人が簡単にモテるわけではないように、売りたいものと買いたいものは違うのです。
もちろん、長年商売を続けていると、少しずつ見えなくなってくるものもあります。そんな時は、青葉印刷にご相談いただければ、第三者目線から公正かつ新しい視点で販促のご提案をさせていただきます!